反応速度の話 格闘ゲームとの比較
LOLのフィジカルについての考察は、既に別記事に書いています。そちらを先に読んでいただけると私の考えが分かっていただけると思います。
メカニクスの話になると格ゲーの話題が出る。
に年齢で衰えるより、経験で補える部分が大きいと思う。LOLはいわゆる反応速度よりも、判断速度の方が重要なゲームってのが前回の要約です。
今回は、なぜ格ゲーにはアラサーどころかアラフォーで活躍するプロが多いかってところに焦点を当てていきます。
格ゲーがなぜオジサンが強いかですが、
前回触れなかったのですが、重要な点があります。
日本の格ゲーマーの年齢分布ですが、ざっくりとこんな感じです。
10代 10%以下
20代 20%
30代 40%
40代 20%
対してLOLは、
10代 25%
20代 65%
30歳以上 10%
これはよく言われていることですが、無料ゲームは治安が悪く、若い人が多い。
これはLeague of Legendsにも当てはまっています。
これを見て言える事は、年齢なんて関係ない 人が多いから強いってことです。
格ゲーは、30代が最も多いのでその年代のプロが多いです。
これは日本に限った話で、ヨーロッパや北米では10代・20代の若いプレイヤーが、反応速度で勝ちまくっています。
年齢での反応の衰えなんてこんなもんなんです。人の強さの方が遥かに重要です。
優秀なプレイヤーは、30代40代でも勝てる。反応速度なんてそんなに衰えないことが分かるデータです。
LOLが若い人が強いのは環境の問題
韓国の兵役
これは前回も書いたのですが、League of Legendsプロの輸出国 韓国の兵役です。
韓国では 20代で 1年半の兵役が義務づけられています。
そのため、
人生を兵役前後で2分割して考える人が多く、前半部分をゲームに全力投球するという悲しい現実があります。
脱線しますが、韓国が世界でもまれな超学歴社会なのもこれが原因です。大学入試に全力しそこで人生が決まります。大学入学後に休学し、兵役に行き、そのあとは大学卒業から財閥企業に就職と言うエリートルートが敷かれています。
以前は公務員はそれほど人気無かったのですが、不景気、政権の不安定さ、財閥企業の不祥事などで公務員人気が高まっています。
海外では根強いLOL人気
ゲーム配信サイト Twitch のタイトル別視聴者数では、League of Legendsは2位です。ちなみに1位はGrand Theft Auto 5 (GTFV) です。
若い層にもLOL人気は高く、VarorantやCSGOなどの人気FPSと比べても遜色ないレベルです。単体のタイトルならLOLはFPSに勝っています。
これからの日本のLOL界隈はどうなるか
LOL人気は健在という話は世界の話です。日本は実は違います。
日本だけのデータになると、LOLはTOP5に入れない程度の人気しかありません。
これについては、日本人LJLプロの高年齢化に触れた際に言及しているので、併せて読んでください。
LOLは独特の面白さがあります。そして、他のPCゲームに比べると操作方法・ゲーム性も特殊です。
これからどうなるかは明確ですね。このままだと格ゲーの様にオジサンが強いゲームになっちゃいます。
すでに5年前に比べるとLOLのプレイヤー層は高年齢化してきています。
ただ、まだ20代が多いから問題が表面化していないだけです。
望みはLJLと言うプロリーグが他のゲームに比べて整備が進んでいる点です。Kinatu選手の様にビジネス思考のプレイヤーにとっては魅力的でしょう。
とは言え、そもそもの若いプレイヤー層の誘致が出来ないと、高年齢化は進むでしょう。
FPSゲームでは、有名ストリーマーの企業案件が多くあります。今のRiotJPにはこういった広告戦略が見られません。VALORANTはストリーマーの盛り上がりありますが、LOLは全くありません。
若く有望なLOLプレイヤーを排出するためにもRiotJPには頑張ってもらいたいところです。
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